暑さ負けが疑われる場合の初期対応

(このエントリーは、アメリカのHouse Rabbit Societyから管理人が学んだことをもとにしています)
この夏、日本は大変な猛暑でしたが、うさぎはもともと暑さに弱い生き物です。
暑すぎると夏バテして食欲を失い、胃腸うっ滞などのトラブルを起こします。
ウサギの暑さ対策は、クーラーによる室温/湿度管理が基本です。
扇風機など、風をあてるものはよくありません。
窓からの風など、自然の風であっても、強すぎるもの、ウサギが風をよけて隠れる場所がない場合にはダメです。
とはいえ、一日中クーラーをつけておくのは、電気代の高い日本では難しく、気がついたらウサギの元気がない、食欲がない、などの症状がみられる場合があります。
このとき、ペレットをあげても食べようとしない、既に何時間も水やペレットに口をつけていない、という状態であれば、すぐに獣医につれていって下さい。この段階まで不調が進んでいる場合、何が原因であっても、様子見はもはや出来ません。
一方、そこまでではないけれど、どうも暑さにばてているように見える、食欲が減退している、と思われる場合には、本当に暑さが問題なのかを確かめる方法があります。
1)ペットボトルに水を入れ、凍らせる
2)凍ったペットボトルにタオルをまき、ウサギが近寄れる場所においておく。
本当に暑くてばてているなら、ウサギはペットボトルに寄って来て涼をとるそうです。一方、他に原因があるようなら、ペットボトルには近づきません。
大切なのは、狭いケージの中でこれをやらないこと。ペットボトルの冷気から逃げられないような狭さの中では、逆にお腹をこわしてしまうかもしれないので、絶対に駄目です。
外であそばせている間に、エクササイズ・パンで囲った中にそういうものをおいて、様子をみるのがいいかもしれません。
ペットボトルに寄ってきたら、暑さバテしているということですので、ウサギが食欲を回復するまでクーラーで室温調節をして下さい。
もし、ペットボトルに寄ってこなければ、不調の原因は暑さ以外である可能性が高いということです。ひき続き、不調の原因を探って下さい。

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